Quantcast
Viewing all articles
Browse latest Browse all 7530

大赤斑

Image may be NSFW.
Clik here to view.
大赤斑の遷移
大赤斑の遷移

Image may be NSFW.
Clik here to view.
ボイジャー1号から撮影した大赤斑
大赤斑とは、木星に存在する高気圧性の巨大な渦である。 地上の望遠鏡で観測可能であり、ジョヴァンニ・カッシーニにより1665年に発見された。

大きさは24~40,000km × 12~14,000kmで、地球2~3個分の大きさ。雲頂高度は周囲よりも8km程度高い。赤道より22°南に位置し、反時計回りに周期6日程度で回転している。

大赤斑の渦が、マーブリングの渦が発達してできたものであるのか、台風のようなものであるのか、あるいは下層に何らかの原因が存在しているのかなど、詳しい発生原因・構造は解明されていない。

発見以来少なくとも350年以上にわたり一定の形状を維持しつづけており、あまりにも巨大な力学的エネルギーを持っているため、今後も存在しつづけるものと見られていたが、現在では年々縮小していることが明らかになっている。大赤斑の色は赤というよりもオレンジ色に近く、いつもは色が濃い中心部分にはっきりとした違いが見られない。

Image may be NSFW.
Clik here to view.
木星の地図
2015年1月19日にハッブル宇宙望遠鏡によって撮影された木星の地図

Viewing all articles
Browse latest Browse all 7530

Trending Articles