蕪嶋神社は社伝によれば永仁4年(1269年)に厳島神社を勧進したのが始まりという。祭神は宗像三女神、多紀理毘売命、市寸嶋比売命、多岐都比売命で「蕪嶋の弁天様」として信仰を集めてきた。弁財天は商売繁盛や子授けにご利益があるとされているが、漁業の守り神でもある。2015年11月5日未明全焼した。地元小学生が卒業記念に描いた天井画なども焼失した。境内には柳原白蓮の短歌が刻まれたウミネコ供養碑がある。蕪嶋神社付近では、毎年4月の第3日曜日に蕪島まつりがある。
繁殖期には約3万羽のウミネコが乱舞する為、神社境内にも足の踏み場がないほどになる。運が悪いと、空からウミネコの糞(ふん)を浴びてしまう。ふもとには無料貸出のビニール傘が数本設置されているが、ほとんど破損している。