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Channel: スチャラカでスーダラな日々
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留萌線、廃止困る

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JR留萌線
JR留萌線

道内の輸送密度の少ない路線JR北海道が赤字続きの留萌線(深川―増毛間、66.8km)の廃止を検討していることが表面化した 6月27日、沿線自治体では反発が上がる一方、乗客が少ない現状を踏まえ「存続は難しい」と冷静に受け止める声も漏れた。学生や高齢者らの足として長年親しまれ、観光資源でもありながら、客不足に悩む留萌線の行く末を巡る地域の思いは複雑だ。

留萌線は道内で乗客が3番目に少なく、この日の朝もJR留萌駅を利用する人は数えるほどだった。JRは同線のうち、特に平日は乗客が40人ほどしかない留萌―増毛間(16.7km)の廃止を先行させる方針だ。だが地域にとって、鉄路は90年を超す歴史を持つ財産であるだけに、留萌管内増毛町の堀雅志町長は「(廃止論が)とうとう来てしまった。住民の利用が少なく廃止検討は仕方ない面があるが、観光には痛手だ」と顔をしかめた。

JRは北海道新聞の取材に対し、「沿線自治体と今後の地域交通のあり方を勉強、検討している」(広報部)として、廃止を検討中であることを認めた。留萌―増毛間にとどまらず、さらに全線廃止となれば、各地で駅が姿を消す。路線バス拡充など代替交通手段の検討が欠かせないが、留萌商工会議所の対馬健一会頭は「観光を考えると鉄道のニーズはまだまだある。何とか存続してほしい」と訴える。

前面展望 北海道 留萌本線(上り) 留萌 → 深川 8倍速

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