2005年9月10日、マウナケア天文台群のケックIIで撮影された画像からエリスに衛星が確認され、2005年10月2日に発表。仮符号S/2005 (2003 UB313) 1がつけられた。それによると、S/2005 (2003 UB313) 1の大きさは約350km、公転軌道は14日。エリスの命名と同時に、この衛星には確定符号 (136199) ERIS I が与えられ、ディスノミア (Dysnomia) と命名。この名は、不和の女神エリスの娘である不法の女神デュスノミアにちなむ。
エリスは散乱円盤天体の一種である。これは太陽系外縁天体のうち、海王星など他の惑星の影響で軌道の離心率が大きくなったものをさす。発見当時は、太陽の周りを公転する知られている天体の中で太陽から最遠のものだったが、太陽からの平均距離は必ずしも最大ではなかった。