上の画像は、ESO(ヨーロッパ南天天文台)がチリ・パラナル天文台に建設を行った「超大型望遠鏡(Very Large Telescope)」を使って観測したデータを元に冥王星の大気圏内の様子を描いた想像図。
ESOによると冥王星の大気圏のメタン濃度は予想以上に濃く、メタンガスによる温室効果のため、大気の温度(超高層を除く大気圏の平均気温)は地表の温度よりも摂氏で40度も暖かいことが判ったと述べている。それでも大気の温度は摂氏マイナス180度位にしかならないとも述べている。この想像図では右上に見える明るい星のようなものが太陽。左上に見えるのが冥王星の衛星「カロン(Charon)」。