冥王星型天体は、太陽系外縁天体 (TNO) に属する準惑星。この天体の区分は、国際天文学連合 (IAU) によって2006年に決定された惑星の定義に関連して決定。国際天文学連合による公式の定義は2008年6月11日に以下のように決定された。
冥王星型天体は太陽を周回する天体であって、その軌道長半径が海王星のそれよりも大きく、自身の重力によって球形となるだけの質量を持ち、それによって静水圧平衡の形(球形に近い形)をとり、かつ軌道を占有しないものである。冥王星型天体の衛星は冥王星型天体ではない。
冥王星型天体とは準惑星と太陽系外縁天体の双方に属する天体の総称と考えられる。2008年の時点で、冥王星、エリス、マケマケ、ハウメアが冥王星型天体に分類されている。これに加えて、さらに40を超える天体が冥王星型天体として分類される可能性がある。