ニュー・ホライズンズは NASA が2006年1月19日14時00分にケープカナベラル空軍基地から打ち上げた、人類初の冥王星を含む太陽系外縁天体の探査を行う無人探査機である。本体の質量は465kg(推進剤77kg含む)。本体を軽量にして、生じた余裕は速度の向上に充てられた。発射後9時間で月軌道を通過し、13ヵ月後に木星をスイングバイした。月軌道と木星までの所要期間は史上最短。
太陽から遠く太陽電池を使えないため、原子力電池を搭載。冥王星軌道からの通信速度は僅か800bps弱となるため、8GB 相当のフラッシュメモリを搭載。冥王星探査で取得したデータは、メモリに蓄積して数ヶ月かけて地球へ送り届ける。
2015年7月14日:11時47分に冥王星をフライバイ(接近通過)し、冥王星と衛星カロンを撮影。最接近時の距離は13,695kmで、カロンの公転軌道の内側を通る。