ニュー・ホライズンズの打ち上げ費用は、ロケット製造費、施設利用費、装置開発経費及びミッション全体の人件費を含み約7億ドル(日本円で約800億円)。ジョンズ・ホプキンス大学応用物理研究所 (APL) のミッションチームが管制を行っている。
打ち上げ直後の対地球速度は 16km/s を越え、歴代の探査機の中で最高速度。これに伴い、切り離したロケットの下段も高速に達し、第2段のセントールは小惑星帯に遠日点を持つ人工惑星となり、最終段である第3段のスター48ロケットモーターは探査機を分離した後は徐々に離れつつも、やはり冥王星軌道の外側へ飛んでいく。
冥王星軌道を通過後ニュー・ホライズンズは、エッジワース・カイパーベルト内の別の太陽系外縁天体を探査する。目標となる天体は決まっておらず、日本のすばる望遠鏡も参加して捜索が行われている。