下乗橋は内濠を隔て、本丸と二の丸に架かる橋です。藩政時代、二の丸側には下馬札が置かれ、藩士は馬から降りるよう定められていました。下乗橋の名は、そのことに由来すると思われます。築城当初、橋の両端は土留板でしたが、1811年(文政11年)に石垣に直されました。
以前は欄干が12支をかたどったものだったといわれます。藩政時代は、戦になると敵の侵入を防ぐため壊される架け橋でした。そのため今に見られる立派な姿ではなく、簡素なものだったと思われます。
本丸には天守閣が鎮座します。下乗橋から望む天守閣は、白壁に朱塗の欄干がよく映え、季節を問わず観光客が訪れる名勝として知られます。 場 所 弘前城本丸
建築年代 慶長16年(1611年)二代藩主 津軽信牧の命により建築
指定年月日 昭和12年7月29日
棟 高 11.7メートル
建築年代 慶長16年(1611年)二代藩主 津軽信牧の命により建築
指定年月日 昭和12年7月29日
棟 高 11.7メートル