インドによるゴア併合に対しアメリカとイギリスが国連安保理で非難決議案を提出したが、ソ連が拒否権を発動し採択されなかった。多くの国は植民地独立の一つとして支持し、1974年のカーネーション革命を経てポルトガルは公式に主権を放棄した。1987年にパナジを首府とするゴア州が設置された。2001年のゴア州の人口は135万人。州内では英語やコンカニー語などが使用されているが、ポルトガル語を話す住民も30,000から50,000人存在する。
1986年には聖フランシスコ・ザビエルの墓を収容するボム・ジェズ・バシリカや聖フランシス修道院などポルトガル時代のキリスト教建築が「ゴアの聖堂と修道院」としてユネスコ世界遺産に登録された。ポルトガル植民地時代の建物と文化が残っており、リゾート地として国内外の観光客を集めている。この地の音楽から生まれたゴアトランスは、サイケデリックトランスとして世界に広まった。