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インド音階やイスラム音階などを用いたメロディや、宗教を思わせるパーカッションや音声をサンプリングし、有機的で民俗的な楽曲が多いのが特徴である。1990年代前半から後半にかけて大きく流行したが、現在ではゴアトランスから発展したサイケデリックトランスにその座をゆずり、ごくアンダーグラウンドなシーンで静かにその世界を広げている。
当時牽引したアーティストはイギリス・ドイツ・イスラエル出身者に分かれ、特にイスラエル出身者の作り出す音をイスラエルトランスとして分けて呼ぶ。ジャケットデザインもSHIVAやGANESHAなどのヒンドゥー教の神々をあしらったものや、フラクタル図形をベースデザインに使ったりする事でLSDなどのトリップ感をイメージしたものが多かった。
ゴアトランスは1994年~1998年ごろに最盛期を迎え、その後、製作・人気の両方の面で急激な衰退を迎えた。それに代わるようにサイケデリックトランス、またはサイトランスと呼ばれるジャンルの隆盛が始まった。