「アカシアの雨がやむとき」は、1960年4月に西田佐知子の歌唱により発表された楽曲名、及び1963年に公開された日活制作の歌謡映画名である。シングルレコード盤の発売はポリドール・レコード(現:ユニバーサルミュージック)。レコード品番はDJ-1062。
1960年代歌謡史を代表する女性歌手のひとり、西田佐知子が歌唱した楽曲である。A面とB面に異なる歌手の歌唱楽曲が収録されたシングルレコードの片面として、1960年4月に発売された。もう片面は、原田信夫が歌う「夜霧のテレビ塔」である。
本楽曲で歌われるアカシアは、本当のアカシアではなくニセアカシアとされる。「アカシアの雨がやむとき」は、多くの歌手にカバーされている。1970年前後の流行歌手では青江三奈やちあきなおみ、藤圭子などがレコードに吹き込んだ。小林旭や氷川きよしなど、男性歌手にもカバーされているほか、1980年代以降では『第16回思い出のメロディー』(NHK、1984年)において松田聖子が「母がよく口ずさんでいた」という理由で披露したり、工藤静香がカバー・アルバムで取り上げたりと、演歌系でない歌手にもカバーされている。