東京ドドンパ娘とは、1961年に渡辺マリがヒットさせたドドンパソングである。作詞:宮川哲夫、作曲:鈴木庸一。
ドドンパブーム真っ只中にヒットしたリズム歌謡でありポップス。洋楽のリズムマンボと日本のリズム都々逸が融合したモノで、渡辺のパンチのある歌声がマッチしてヒットした。昭和の歌謡彩るジャンル・ポップスの1つである。桜たまこの『東京娘』は続編的ポップス。
ドドンパは日本の音楽のジャンルの一つ。日本の古来の音楽である都々逸とルンバを足したものと言われている。また、京都で演奏していたフィリピンのバンドが演奏していた独特のマンボがドドンパになったとの説もある。
第二次世界大戦終了後は連合国から一斉にジャズと共にマンボ、ルンバといったリズム音楽が流入してきたため、当時軽快なリズム音楽に飢え切っていた日本をそれぞれが大席巻することとなった。
ドドンパが一般に知られるようになったのは、1961年に発売された渡辺マリの「東京ドドンパ娘」からである。「東京ドドンパ娘」は100万枚を超える大ヒットになり、1960年代はドドンパブームが訪れた。しかし、「東京ドドンパ娘」を超えるドドンパソングが登場しなかったこともあり、ドドンパブームは終息を迎えることとなる。