渡辺 貞夫(1933年2月1日 - )は、日本のミュージシャン・作曲家。栃木県宇都宮市出身。ナベサダの愛称でジャズ・フュージョンのサックスプレーヤー・フルート奏者として活動し、CMにも出演した。
1962年に、アメリカボストン市のバークリー音楽院に留学した。在学中にチコ・ハミルトン、ゲイリー・マクファーランド、ガボール・ザボ等と共演。ゲイリー・マクファーランドを通じてボサノヴァの魅力を知る。デイヴ・グルーシン等を従えて制作したフュージョン・アルバム『カリフォルニア・シャワー』(1978年)はジャズ界では空前の大ヒット作となり、フュージョン・サウンドをポピュラー音楽として広めることになった。「California Shower 」は同年の千葉真一主演テレビドラマ『十字路』にも劇中で流されており、このドラマにはCMで渡辺と共演していた草刈正雄も出演していた。