資生堂は今から140年以上前、1872年に日本初の西洋風調剤薬局として誕生しました。その歩みはまさに、最上級の「美」と最先端の「知」の融合を追及した歴史でもあります。
1897年、初めての化粧品となるオイデルミンを発売。当時最新の科学的知見に基づく処方と、現代のボトルデザインへとつながる芸術性で、たくさんの人々を魅了しました。また2006年には、角層が美しい肌づくりに不可欠な働きをするということに着目した「コルネオ育成理論」を発表。角層を育み、維持するという新しい視点は化粧品の歴史に新しいステージを拓き、女性の肌に輝きをもたらしています。
時代の移り変わりや科学の進歩とともに、化粧品を進化させてきた資生堂。これからも高品質なものづくりと美に対する感性を磨き続けていくことで、美しくありたいと願う全ての人の思いを叶えていきます。オイデルミンNより抜粋
資生堂 モダンカラー粉白粉は1932年(昭和7年)に発売された。
最先端のファッションに身を包み、銀座の町を歩くモダンガール。柔らかにウェーブをかけた髪、花びらのような唇、ほっそりとした顎に、卵形の顔立ち。山名文夫は、そんな新時代の女性像を次々と生み出していったが、「モダンカラー粉白粉」のようにパッケージに女性を描いたものは珍しい。アール・ヌーボーとアール・デコが見事に調和した、戦前の資生堂デザインを代表する一品。
山名 文夫(1897年7月17日~1980年1月14日)は、日本のイラストレーター、グラフィックデザイナーである。日本のグラフィックデザインの黎明期における先駆者の一人で、大正期から昭和初期にかけてのモダンなアール・デコスタイルで知られ、資生堂の現在にもつづくキーデザイン、紀ノ国屋のロゴ、新潮文庫の葡萄マークのデザインで知られる。
これから一ヶ月ほど資生堂の商品とCMについて紹介します。これも長年暖めていたネタで、CM映像が素晴らしかった作品を中心に1980年まで紹介します。ジャンル的にはレトロに入るのですが、以前紹介した資生堂のCMがリンク切れになったこともあり、新たに資生堂のカテゴリーを作りました。