カキ(牡蠣 英:oyster)は、海の岩から「かきおとす」ことから「カキ」と言う名がついたといわれる。古くから、世界各地の沿岸地域で食用、薬品や化粧品、建材(貝殻)として利用されてきた。
グリコーゲン、必須アミノ酸をすべて含むタンパク質やカルシウム、亜鉛などのミネラル類をはじめ、様々な栄養素が多量に含まれるため、「海のミルク」とも呼ばれる。カキフライのような揚げものや、鍋物の具にして食べるほか、新鮮なものは網焼きにしたり生食したりする。
食用としての歴史は非常に長く、世界中で食され人類が親しんできた貝の一つである。一般的に肉や魚介の生食を嫌う欧米食文化圏においてカキは例外的に生食文化が発達した食材であり、古代ローマ時代から珍重され養殖も行われていた。生ガキはフランス料理におけるオードブルとなっている。また、生ガキをメニューの中心に据える「オイスターバー」と呼ばれるレストランも存在する。ナポレオン、バルザック、ビスマルクなどがカキの愛好家であったことが知られている。
写真は1998年2月末に米国・マイアミのカニ料理屋で撮ったカキです。それまでカキが食わず嫌いで食べなかったのが、貝柱がホタテのように上手くて以来カキのとりこになってしまいました。冬に元気をつけたい時はカキを洗ってそのまま醤油に漬けて食べるのが一番です♪