トイレは多くの国で個室となっているが、中には仕切りのない国もある。また用を足したあとの始末には、トイレットペーパーを用いず水洗する習慣を持つ国もある。そのようなトイレは、インドやトルコのように、個室内に蛇口がある。水を用いる地域は気温の高い場所であることが多い。
世界的に見れば完全に他人の視線を遮断する日本式の公衆便所のほうが例外的でもある。日本人は排泄をする姿を他人に見られることを極度に嫌い、その逆に入浴を見られることは抵抗を感じない国民であると言われている。欧米では完全に密室にすることは、むしろ犯罪の温床となると考えられ忌避される。ドアも完全に視線を遮るものではなく、足の部分は外部から見える形式のものが多い。