値札(英: price tag)は、小売店側が客に示すために商品の価格を記した札。メーカーの出荷時点で既に付けている場合、流通の途中段階で付ける場合、小売店に商品が到着してから付ける場合など、そのタイミングはさまざまである。またショーウインドーなどで商品の近くに置いたものも含めて、値札と呼ぶことがある。
商品一つ一つに付ける例では、日用雑貨品のシール(ラベル・ステッカー)を直接貼る形式、衣料品などの糸・チェーン・タグピンなどで付ける形式が挙げられる。その他、補強の鳩目がある荷札のような種類もある。ほとんどの場合、紙・合成樹脂製である。
なお、バーコードの普及による会計作業の合理化も関与している。それに伴い、例えばスーパーマーケットでは値札の使用が少なくなっていった。青果物や店内で包装加工するその他の生鮮食品などを除き各商品置き場に1つの値札を設置し、まとめて掲示することで済ませる方式も増えている。そんな中、商品入替による処分価格販売のワゴンコーナーでは値札シールが今も用いられている。