指はそれを所有する人間、動物によっては構成要素や構造が様々であり、その機能に見合った生活をしている。基本的には四肢を持つ脊椎動物に存在するもので、それ以外の動物の場合、類似の構造をこう呼ぶ場合があるが、普遍性のあるものはない。
人を含め左右の手あるいは腕や足にそれぞれ生物固有の本数と形状で備わり、付属器官として爪、指紋、外分泌器などがあり、外部への攻撃やモノの把持、触覚、歩行における体重移動の補助機関などとして働く。
形態学的に指は多くの関節と腱と筋肉から構成され、複雑な動きに耐えるモノが多い。また、その先端には角質化した爪があり、これも様々な形があって、指の働きを補助する。
指は手の付属器官として、健康については手を基調に語られることが多い。知覚神経や運動神経が鋭敏である指の固有の働きは人の日常生活に欠かすことのできないものが多く、その重要性は高い。
付属器官である爪は代謝が早く爪の裏には毛細血管が走っており、その色が日常的に観察しやすい。その時々の体調を現しやすく、様々な健康診断の指標となり健康のバロメーターとも呼ばれる。
また指には固まりやすい関節部が多いため、指は使わないと1週間ほどで動きがかなり鈍くなってしまう。老化に伴い関節部の代謝は悪くなるため老後もその機能を保持するためには、細目に動かすことが求められる。