蓋(ふた)は、容器の口など何らかを覆うようにしてふさぐものの総称である。
何かを入れるようになっている容器の入り口を別のものでふさぐようになっている場合に蓋という。容器の口の閉じ方としては、柔らかいものの場合はその口をまとめて縛るといった方法があるが、そうではなく堅い縁を持った入り口に板状のものを乗せてその口を隠すのが蓋である。更にその口が狭い場合には栓ということもあるが、これも蓋の一種である。
蓋は入り口をふさぐためのものである。目的は様々であるが、基本的には保管のために内容物を閉じこめるためである。例えば茶碗やコップには蓋がないのに対して、お椀や弁当箱には蓋がある。これは内容がこぼれないようにすることと、蒸気が逃げないようにすること保温の効果を求めること、それに外部を遮断することで外のゴミなどが入らないようにするためのものである。逆に前者で蓋がないのは、その中のものをすぐに消費することを前提としているためである。