道頓堀グリコネオンは、大阪道頓堀の戎橋そばに江崎グリコが設置しているネオンサインである。グリコネオンを含む道頓堀川沿いの看板群は、づぼらややかに道楽の看板、通天閣などと並んで大阪ミナミを代表する都市景観を形成し、大阪の旅行ガイドブックなどに写真やイラストが使われる。2003年4月11日には大阪市中央公会堂や港大橋などとともに大阪市指定景観形成物に指定されている。
大阪府大阪市中央区道頓堀1-10-2の、大阪市中央消防署道頓堀出張所などが入るビルの裏手、道頓堀川左岸に面した北側に掲出されている。このビルは、江崎グリコも区分所有権を有している。2014年8月17日まで点灯していた看板は5代目にあたり、ビルの建て替えにあわせて掛け替えられ1998年7月6日に再点灯した。
看板の大きさは高さ20m、幅10.85m。延べ4,460本のネオン管が使われ、ネオン管の総延長は約5100mに及ぶ。施工は、大阪府豊中市の朝日電装が担当した。同社は1950年創業で、歴代のグリコネオンも制作している。月額の電気料金は、2009年時点で約16万円と報じられている。ネオンの点灯は日没30分前から24時まで。日中~夕景~夜景~朝焼けのイメージで灯され、127秒1サイクルで大阪の一日を表現する。
16年余りにわたり親しまれたが、老朽化とネオン管の入手難のため2014年8月17日を以って点灯を終了しリニューアル工事に入った。2014年10月23日にお披露目された6代目にもゴールインマークは受け継がれ、大きさは高さ20m、横幅10.38mで、LEDチップ14万3976個を使用している。基本的には午後6時に点灯し、午前0時に消灯する仕組みとなっている。