まんがはじめて物語は、1978年5月6日から1984年3月31日までTBS系列局で放送されたダックスインターナショナルとTBS共同製作の子供向けの教養番組。全305回。
子供たちに身近な物事の起源や歴史といった「はじめて」をドラマ仕立てで紹介する、娯楽要素を盛り込んだ番組である。最大の特徴として、実写映像とアニメの2つの表現方法を混用していた点が挙げられる。物語の導入部と結末はフィルムカメラにより収録され、核となる時間旅行シーンはアニメで表現されていた。実写とアニメの切り替え時のセリフは「クルクルバビンチョ パペッピポ ヒヤヒヤドキッチョの モーグタン」で、アニメパートになると「モグタン、ここはどこ?」「紀元前○○○○年のエジプトだよー」と場面設定説明が入るという、子供にも分かりやすい展開を用いていた。
1回の放送時間は実質25分ほどであり、その内訳はオープニング曲、本編1、本編2、エンディング曲、ぼくの絵・わたしの絵コーナー(視聴者からのイラスト紹介)、次回予告と続いていた。毎回2つの事柄について取り上げていたが、まれに本編1、本編2を通して1つの事柄を扱う回もあった。このように放送形式は通常のテレビアニメに沿っており、単にアニメ番組として扱われることも多い。
実写パートでは東急電鉄の電車や東急百貨店の店内・紙袋・包装紙、東急ストアの店内などが頻繁に登場していたが、これは製作局のTBSとネット局の北海道放送でのスポンサーが東急グループだったためである。