
1970年代以降は自動霜取り機構付きの2ドア式冷凍冷蔵庫が一般化し、冷凍食品の普及を促して生活の変化に対応した。
1980年代からはマルチドア化して野菜室、製氷機、チルド室などを備えたり脱臭や急速冷凍などの付加機能が多様化し、各社がアイデアを競った。特にシャープは1990年代より左右どちらからでも開くことができるドアを採用している。ノンフロン化の要請からイソブタンや代替フロンが用いられるようになった。
2000年代に入ると断熱材の進歩で壁厚を薄くした、従来よりも小型・大容量なタイプが登場した。最近は400ℓ以上の大型機でフレンチドアと呼ばれる観音開きタイプが主流になったが、一方で従来の片開きドアにも根強い人気があり、同等の容量・機能で片開き・両開きの両機種が併売される例も少なくない。近年は冷凍食品のストック需要から大型容量が比較的売れ筋傾向になっている。