岡田正泰は生粋の江戸っ子であるため口は悪いが、実はとても優しい人柄だった。そんなところに惹かれて私設応援団に入る若者も多かった。
その類まれなキャラクターから、スワローズファンである漫画家いしいひさいちが自作『がんばれ!!タブチくん!!』に登場させ、同作のアニメ化によって広く知られるようになった。『おじゃまんが山田くん』にも「オカダ教授」として登場し、アニメ版OPではヤクルトスワローズの帽子をかぶってフライパンを叩いている。お笑いタレントのビートたけしは1980年代から「ヤクルトの応援団長の岡田さん」というネタを披露していたが、1991年に初共演。その強烈なキャラクターでたけしを完全に食ってしまっていた。
そのキャラクターは選手にも愛され、1978年の初優勝時には大杉勝男に招かれ場内をトロフィーをひいて(当時のセ・リーグ優勝トロフィーは山車のように車輪と紐がついていた)一周した。選手とファンが共にトロフィーをひくというのは大変に珍しいことであった。初優勝時の広岡達朗監督をはじめ、ヤクルト監督就任の際には岡田に挨拶に行くのがいつのまにか当たり前になっていた。そして挨拶に行った監督自身、岡田ファンのひとりになって帰っていくのである。選手からの人気も高く、池山隆寛、荒木大輔、岩村明憲らは大いに岡田のことを慕った。
「たとえ大敗しようとファンに楽しんで球場から帰途についてもらいたい。ファンに喜ばれるというのがオレのポリシーだ。強制なんかしねえよ。応援を楽しむことによりファンがノって、そのファンの応援で選手をのせられれば、最高じゃないか。な、そうだろ」・・・これが岡田団長が生前言っていた応援とヤクルトファンに対する想いである。
昨今のヤクルトスワローズの低迷ぶりには目を覆いたくなってしまう。応援したい要素が見つからない位の低迷ぶりで、週に1度は勝てば良い方だ。身売りしたDeNAに9連敗?フザけるな!余りにもひどすぎる。フロント・スタッフ・オーナーを総取り替えしないと、この低迷は脱却出来ない。サイバーエージェントに身売りでも良いからスワローズの名は残して球団経営をして欲しい。2000年代以降、一切目立った補強をしないフロントはスワローズファンをバカにしているとしか思えない。
★自分なりのスワローズ再生方法
小川監督以下、監督・コーチ陣は二軍も含めて今年で全員辞めていただく。無能フロントも排除する。戦力にならない選手は退団していただく。打てない走れない守れないベンチでくつろぐだけのシーンが多いバレンティンはスワローズにいなくても結構。特に投手陣は、全員退団していただいて新しい血を導入する。今年所属している外国人も全て退団させる。
昭和末期に起爆剤となったボブ・ホーナークラスのメジャーリーガーを入団させる。青木・五十嵐をスワローズに復帰させる。防御率の良いメジャーリーガーを獲得する。このくらい荒療治しないと、スワローズは何も変わらない。とにかく勝ちグセを付けて欲しい。