2013年8月3日 青森ねぶた祭 高橋竹山 「風雪流れ旅」 i5489より借用消防第二分団 アサヒビール・ねぶた師 千葉 作龍
青森県・平内町に生まれた初代高橋竹山は世界に誇る津軽三味線の奏者である。しかし、その半生は苦難に満ちたものであった。幼少の頃病いのため失明、以後生きるために三味線を習得し「ボサマ」と呼ばれ北海道を中心に門付けをする放浪の旅の日々であった。行く先々での艱難辛苦は想像を絶するものであっただろう。このねぶたは、若き日の高橋竹山が白魔と対峙し試される場面。
このねぶたは製作者のねぶた師 千葉 作龍さんによると、盲目の高橋竹山をどのように一目で表現できるかが課題であった。眼を黒目ではなく薄い灰色の蝋で描くようにしたところ、特徴的な盲目の眼が描けたらしい。
高橋 竹山「風雪流れ旅」・鏡絵高橋 竹山「風雪流れ旅」・送り絵写真・記事の無断使用不可