二重星団はペルセウス座にある散開星団である。 2つの散開星団が接近して存在しているためこの名がある。カシオペヤ座との境界の近く、天の川のほぼ中央に位置している。 肉眼でも存在が確認できるため、当初単独の恒星と誤認され、西側の星団にはh、東側の星団にはχのバイエル符号が振られた。そのためh+χ(エイチカイ)と呼ばれることがある。 NGCカタログでのカタログ番号は西側の星団がNGC 869、東側の星団がNGC 884である。
この天体の存在はすでにヒッパルコスにより記録されている。ただしヒッパルコスはかすかで星はないとしていた。この天体が星団であることを発見したのは望遠鏡によって観測したガリレオ・ガリレイであるとされている。ペルセウス座Iアソシエーションの中核をなす星団であり、誕生してから約300万~2000万年程度経過しているとされている。