


1・2層は四間四方の同面積ですが、3層目を小さくし屋根は入母屋にしています。歴代の藩主は、この櫓から三の丸を通る弘前八幡宮の山車行列などを観覧したと伝わっています。
櫓の名前は、天守から見た方角を12支で示したもので、辰巳は南東に当たります。慶長15年(1610)に建築され、3層3階、入母屋、銅板葺き、濠側には鉄砲狭間があります。
弘前城植物園の入口から見た辰巳櫓は、さくらまつりの頃になると辺り一帯に桜が咲き櫓と合わせて写真を撮る人が多くなります。桜祭りも終盤の時期、風が強く吹いた時、桜の木の間から桜吹雪が舞う様子が見られ、幻想的な世界を体験できます。


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