


桜ヶ丘ねぷた愛好会の前ねぷたには画題が書かれていなかったです。多分馬超奮戦の図かも知れませんが、絵柄を見て断定できるほどの確信がありません。絵師の名前も書かれていなかったのですが、これは過去に桜ヶ丘ねぷた愛好会の前ねぷたを撮影していたので判明しました。
主に武者絵が描かれている絵の端っこに絵師の印鑑が押されています。印影の殆どが崩し字なので、判読不明です。その裏に書かれた見送り絵の右下に絵師名が書かれています。そこで、どの絵師がこの絵を描いたのか判別できるのです。
見送り絵には雄大としか書かれていません。でもこれだけでねぷた通は絵師名が分かります。最近若手注目株の野村雄大絵師です。本ねぷたは盟友會しか描いていませんが、前ねぷたは同じく盟友會の他に桜ヶ丘ねぷた愛好会と養生幼稚園を描いています。
1996年5月8日生まれで、彼が2歳の頃からねぷた絵を描き始めたらしいです。小学校1年生の時に養生幼稚園の担ぎねぷたを描かせてもらったそうなので、本当に2歳の頃からねぷた絵を描いていたのかも知れません。
絵柄を見てお分りかと思いますが、津軽錦絵協会会長の三浦呑龍さんにそっくりなねぷた絵を描いています。大好きな絵柄なので、30年後には津軽錦絵協会会長になっていることでしょう。

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