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2021年 昼夜の津軽錦絵 K

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見送り絵 関興 絵師 川村尊斗
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見送り絵 関興 絵師 川村尊斗
見送り絵 関興 絵師 川村尊斗

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祭好会
2021年2月12日に弘前城二の丸で撮影した津軽錦絵大回廊です。同じ写真を昼夜にかけて撮影したものをご覧ください。

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竈消し 祭好会
見送り絵の関興を描いたのは絵師の川村尊斗さんです。甲冑や鎧とかの装飾品を細かく描くのが得意です。川村尊斗さんは1994年の祭好会ねぷたで絵師デビューされましたが、当時から日本の歴史上の合戦を描いてきました。その配色と細かなねぷた絵に惹かれる方も多いです。

絵師は結構大雑把な方が多いので日本の歴史上の合戦には鎧が多数出てくるのですが、細かな鎧を描くのがイヤだと言う理由で中国の三国志や水滸伝がねぷたの題材になったとか言う裏話があります。

さて下の写真は弘前市仲町重要伝統的建造物群保存地区 岩田家にある土間の竈消しです。祭好会のねぷたを運行するスタッフの浴衣には、必ず竈消し祭好会と書かれています。

竈とは、昭和前期まで煮炊きに使われてきた竈のことです。それを踏まえて、「かまど消す」はかまどの火を消した状態・・・その家に住めなくなった=かまどの火を消す、という意味です。簡単にいえば借金で首がまわらなくなって自己破産してかまどを消したとか、車で人をはねて賠償の為に丸々財産を使いきってしまった上に借金まで作ってしまい、そこの土地に住めなくなって夜逃げしたの場合に使われる言葉なのです。今はありませんが、かつての交通標語には”ドーンと一発かまどけし“なんてのもありました。

転じて竈消し祭好会の場合は、ねぷたを出せば破産して貧乏になってしまうと言うこと。それでもねぷたを辞められない人々の集まりです。

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弘前市仲町重要伝統的建造物群保存地区 岩田家土間の竈消し
弘前市仲町重要伝統的建造物群保存地区 岩田家土間の竈消し

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