


津軽錦絵の解説するにおいて、写真の出し方を今回だけ逆にしました。一番上が2019年に取上地区ねぷた愛好会で運行されたねぷたの鏡絵で、その下が見送り絵です。絵師は、山本達扇さんです。
見送り絵の定義ですが、ねぷたの裏面に描かれた背景が白い絵が見送り絵になります。それを取り囲む絵が袖絵と言います。着物や丹前の袖の位置にあるから袖絵と言う名称が付いています。
この袖絵が取上地区ねぷた愛好会の津軽錦絵になっています。正直、表面の鏡絵に対して見送り絵は上手い具合に撮れていません。ねぷたは進行方向に向かって動いたり観客へのサービスで回転したりするので、ねぷたが運行待ちで停止していない限り常に動いています。
まさか撮影した2年後の袖絵が津軽錦絵大回廊の題材に使われるとは思わず、袖絵のピントが甘くなった写真をご覧頂くしかありません。この袖絵は、適切な大きさにカットされて展示されたものと思います。


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