

藤中健二さん(56)は2017年からパルナスの魅力を伝える展示会を開催。今回は今までにない展示品にしようと試行錯誤する中、店舗を再現したジオラマの製作を思いついた。設計事務所を経営しながらジオラマ製作を手がける滋賀県在住の山本和美さんを知人から紹介され、2018年5月にジオラマの製作を依頼した。
ジオラマは実物の20分の1の大きさで、高さ40センチ。山本さんはそれまでパルナスについてまったく知らず、当時の店舗写真を参考にしながら外観や内装のイメージをふくらませた。「店頭に並ぶケーキやお菓子をピンセットを使って一つ一つ仕上げるのが大変だった」と振り返る山本さん。
仕事後の時間を製作にあて、2カ月がかりでジオラマを完成させた。店の看板も当時のデザインを忠実に再現し、店前にはサンタ姿の店員やトナカイも。電飾がともされると、クリスマスムードがあふれる様子を見ることができる。
