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Channel: スチャラカでスーダラな日々
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パルナス 花のケーキ

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パルナス 花のケーキシリーズCM

パルナス パフケーキパルナスがロシア風菓子の製造販売を始めたのは、戦後の砂糖販売統制解除を受けて洋菓子店を開いた際、ドイツ菓子やフランス菓子といった一般的な洋菓子店と異なる独自のカラーを打ち出そうとしたためで、開業にあたっては当時のソ連対外文化交流協会から菓子の資料を取り寄せた。

パルナス 花のケーキ創業者で兵庫県加西市出身の古角松夫(2004年死去)が晩年、新聞社の取材に対して帝政ロシア時代の小説家レフ・トルストイの大河小説『戦争と平和』で描かれたような、豪華な食文化の再現を考えていたと述べている。また同社に技術指導を行ったボルシェビーク製菓工場職長(当時)のイェヴドキヤ・オージナによると、古角は戦時中日本海軍に従軍し、復員前に乗船したソ連船内でウォッカとレバー入りピロシキを口にしたのがロシア料理との出会いだったと話していた。

日ソ国交回復直後の1957年にはソ連を訪れてモスクワのレストランや菓子工場を視察し、帰国後には「モスクワの味」を自社のキャッチコピーとしてPRに務め、広く知られるようになる。1970年には日本万国博覧会ソ連館のレストラン「レストラン・モスクワ」を受託運営し、その後は大阪・神戸・東京で「レストラン・モスクワ」および「レストラン・パルナス」を営んだ。

パルナスクリスマスケーキ

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