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Channel: スチャラカでスーダラな日々
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アイヌ語 豆知識

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北海道・上川駅ホームで撮影したアイヌ語看板
北海道・上川駅ホームで撮影したアイヌ語看板

アイヌ語で注文アイヌ語は、日本列島関東以北に居住するアイヌ民族の言語。

話者は、アイヌ民族の主たる居住地域である北海道、樺太、千島列島に分布していたが、現在ではアイヌの移住に伴い日本の他の地方(主に首都圏)にも拡散している。言語学では「孤立した言語」である。国際連合教育科学文化機関によって、2009年2月に「極めて深刻」な消滅の危機にあると分類された、危機に瀕する言語である。危険な状況にある日本の8言語のうち唯一最悪の「極めて深刻」に分類された。

アイヌの絵北海道の母語話者も平均年齢が既に80歳を越え、母語話者数も10人以下となっている。アイヌ語の消滅危惧のレベルは「おそらく消滅した言語」と「消滅の危機に厳しくさらされる言語」の間の「消滅に近い言語」となっている。2009年(平成21年)、ユネスコにより「危機に瀕する言語」として、最高ランクの「極めて深刻」の区分に分類され、数年後には母語話者の死亡により消滅すると見られる。

アイヌ語は漢字が伝わる前の日本語と同様、口承のみによって受け継がれてきた。アイヌの周辺には、日本、中国、ロシアなど、文字を持つ民族も多かったため、彼らと付き合いのあったアイヌの中には、文字を使える者もいたと考えられている。しかし、民族全体で文字を取り入れる動きは無かった。アイヌ自身による記録は、大正時代からラテン文字などを用いて書かれるようになったといわれている。

基本的な文型はSOV(主語・目的語・動詞)の順で、この点では日本語と同じ。これは動詞に主語および目的語(授与動詞では間接目的語も)の人称および数を示す接辞が付けられ、さらにその他の意味を加える接辞(動詞の相や態、先行名詞との関係を示す関係詞的なものなど)が付加されて、動詞だけでも文に相当する表現が可能なため。名詞でも体の部分など特に個人と切り離せない関係にあるものには、所有者を示す所有接辞が必須的に付加される。

アイヌ語の地名
アイヌ語の地名

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