2017.8.21のアメリカ横断皆既日食は自分でもプロミネンスの撮影は行ったのですが、超望遠に長焦点レンズには叶いません。YouTubeで撮影者の画像から考察したいと思います。
このプロミネンスの撮影者はRainbow Astroを運営している方で、Byoung Jun Jeongさんと言います。赤道儀を作っている会社のようです。この赤道儀をタカハシ製の望遠鏡に付けて撮影したのがupされた動画です。プロミネンスが大好きな被写体なので、自分もここまで撮れるようになりたいです。このプロミネンスは一見すると赤い羽根共同募金のようなプロミネンスに見えます。非常に素晴らしいです。
YouTubeの画像から見ると、月の太陽の縁に沿って撮影しています。全部で3周ほどですが、プロミネンスが目立った部分をキャプチャーして右の写真の並びにまとめました。
肉眼ではホンの淡く紅い光にしか見えないのですが、強拡大で解像度の良いレンズだとこのように素晴らしく見られます。肉眼でプロミネンスを見る機会は、皆既日食が起こる数分に限られます。しかも都合よくプロミネンスが出現するワケではないので、運も必要となってきます。もちろん曇られると全く見られなくなります。太陽そのものなので、薄雲越しに撮影成功された方もいます。
細い細い金環日食でも露出オーバーで撮影するとプロミネンスが見られます。太陽の光は直接見ることになるので、ファインダー越しに撮影しないと目が焼けてしまいます。
帰国後に太陽フレアの大爆発があり、北極圏で大規模なオーロラが見られたことは記憶に新しいです。その影響でアメリカ横断皆既日食もプロミネンスが鮮やかに見られたのかも知れませんね。
ちょうど第三接触のダイヤモンドリングが、赤い羽根共同募金のようなプロミネンスと重なってしまいました。でもこのようなコラボレーションも中々発生しないし、滅多に見られないものです。第三接触のダイヤモンドリングは、やがてプロミネンスを覆い隠してしまいました。