明治20年に新潟県で観測された皆既日食を撮影した写真が2012年春に見つかり、東京都在住の古写真収集家・石黒敬章さん(78)によって所有の写真がメディアに公開されました。
1887年8月19日に新潟県から茨城県にかけた本州で皆既日食が観測され、唯一天候に恵まれた新潟県三条市の永明寺山で撮影された3枚です。写真には、月が太陽を隠した時に見られるダイヤモンドリングがハッキリと映っています。撮影者は「内務属 杉山正治」とあり、英文表記もあります。
天体望遠鏡のレンズをカメラに取り付けて撮影したと見られて、専門家は「貴重な天体写真だ」としています。
この皆既日食から正確な文献が残っています。新潟方面で晴れてコロナが見られたそうなので、佐渡島のDATAを分析します。1887/8/19 15:22'27に第二接触が始まり、1887/8/19 15:25'43に第三接触が終わっています。皆既継続時間は約3分16秒です。