ロン・カーターのベースは、個性的な音色と音の運びに特徴がある。音色については、時には彼だと判別可能な場合もあるが、これは、ラベラ社製のブラックナイロン弦とバーカス・ベリー社 のピックアップを使っている時代に印象づけられたものである。
日本でも人気のあるジャズ・ベーシストであり、来日経験も極めて豊富である。日本人ジャズメンとの競演も多く、アメリカ人のみによるセッションでも日本のレコード会社の企画で製作されることも多い。こういった、日本人による彼の芸術への理解度の高さもあってか、本人も親日家である。