1950年代にアメリカ国内の家庭にテレビが進出し始めると、バール自身も自身の持ち前の芸であるヴォードヴィルを武器にテレビ界へ進出したちまちお茶の間でも人気を博すようになっていく。
後にはそのテレビでの活躍から「ミスター・テレビジョン」という異名も持ち、1950年にプライムタイム・エミー賞を受賞している。
1960年に入ると、テレビや映画における俳優としてのキャリアも順調に重ねたほか、『おかしなおかしなおかしな世界』などのコメディ映画への出演で役者としての地位も確実なものにした。
役者以外にも本人役でウディ・アレン監督の『ブロードウェイのダニー・ローズ』へ出演したり、ティム・バートン監督の『ピーウィーの大冒険』などへのカメオ出演もしている。
これまで4度の結婚歴があり、最初の結婚は1941年で、相手は女優として活動していたJoyce Mathewsだった。1947年に二人は離婚するが、後に復縁し1949年に再婚。それぞれの結婚で一人ずつ子供をもうけた。しかし1950年に離婚し、1953年に同じく女優のRuth Berleと再婚するが1989年に再び離婚。最後の妻とは1991年に再婚し、バーク自身が他界するまで夫婦関係が続いた。
2001年に自身の体で大腸癌が見つかるも、本人は手術を拒否したと報道された。それから一年たたないうちの2002年3月27日に、その癌のためにロサンゼルスで死去。93歳だった。