NGC 55(Caldwell 72)は、ちょうこくしつ座に位置する銀河である。日本国内で見える銀河としてはアンドロメダ銀河、さんかく座銀河に次いで3番目に明るいが、東京での南中高度15°ほどと南に低いことから目立たない存在となっている。
ちょうこくしつ座(彫刻室座、Sculptor)は、南天の星座の1つ。ニコラ・ルイ・ド・ラカーユによって18世紀に設定された。小さな星座である。銀河南極がこの星座内にある。日本では、関東以南なら見ることができるが高度は低い。
ちょうこくしつ座には明るい星がなく、その割に面積は広いため、探しにくい星座である。しかし、特徴のある銀河(NGC 55)などによりアマチュア天文家にはよく知られる。