ひょんなことからぐりとぐらを思い出しました。小さい頃は、この絵本のお世話になったものです。今でも実家には、ぐりとぐらの絵本が置いてあるはず…
『ぐりとぐら』から学んだことは、まず自分が楽しまないと周りの人を楽しませることは出来ないということ。そして何の変哲もない日常に不満があるなら、自分で楽しいことを見つければ良い。ぐりとぐらのように自分自身の中で常に好奇心を爆発させれば良い。その爆発によって飛び散った好奇心が日常を冒険に変えて楽しい物語を生む。大人になって『ぐりとぐら』を読み返すと、そこに人生を楽しむための重要な方法が描かれていた。『ぐりとぐら』は、身をもって教えてくれた。
例えばぐりが悲観的に物事を捉えるタイプで、ぐらが面倒臭がりなタイプだとしたら……。大きなタマゴを発見しても、ぐりは「このタマゴから狂暴なバケモノが生まれて世界が終わってしまう!」と想像して逃げたかもしれない。ぐらは「こんな大きなタマゴを運ぶのは無理だし疲れる。調理するにしても労力が掛かりすぎる」と想像して逃げてしまったかもしれない。
二匹は家に帰り、何事も起こらない日常を過ごしたかもしれない。平穏であることも素晴らしい幸せだが、例え悲観的であったとしても、面倒だったとしても、たまにはぐりとぐらのように好奇心と言うアンテナを張ってあらゆることに興味を持ち、前向きに面白いことを探しに行くことが人生を楽しく生きる秘訣だと思う。
今もって実践出来ていないので、充分なお金が入ったら色々と遠出をしてみたいと思います。