ベテルギウス(Betelgeuse)は、オリオン座α星、オリオン座の恒星で全天21の1等星の1つ。おおいぬ座のシリウス、こいぬ座のプロキオンとともに、冬の大三角を形成している。
M型の赤色超巨星。変光星でもあり、星自体の形状が変化する脈動変光星、中でも半規則的に変光するSRC型に分類される。この特徴から主系列星を終えた進化段階にあると考えられている。星座中最も明るいとされるバイエル符号αが付けられているが、極大期を除いてβ星のリゲルより暗い。
ベテルギウスを太陽系の中心に置いたとすると、火星軌道を大きく超え、木星軌道の近くまで達する。ベテルギウスは地球からの見かけの大きさ(視直径)が太陽を除いて全天で最も大きい恒星。