ハンドパンは、基本的に両手の指により演奏され、他のハンドパーカッションのメソッドが適応される。その為、演奏者により奏法にも幅があり、目指す音楽表現に適した奏法がその時々で用いられ、また現在も開発され続けている。
批評家の間で名称についての議論が積み重ねられてきた一方で、愛好家たちはこの新しい楽器の一群を指す一般的な名称が必要であると感じ続けていた。
ハングドラム、パンタム、パンドラムなどそれぞれ様々な呼ばれ方がされる中で、英語圏でハンドパンという名称が『手で演奏するスティールパン』と言う意味合いとして直観的に理解され、人々から支持され慣習表現として用いられるようになってきた経緯がある。
楽器学の分類的に見れば『Hangは最初のhandpan』と言い替えることができる。しかしその一方でPANArt社は、hangはhangであり、パーカッションではない。ハンドパンやハングドラムと呼んで欲しくはないと主張している。ちなみにPANArt社は、Hangの名称に商標を取得している。