次に着いたところは、まさに第二次世界大戦の空襲の真っ只中
階級章をつけた男に「とりあえず防空壕に入れ!」と怒鳴られる
焼夷弾がバスの天井をぶち抜いたが、幸い不発弾だった。アギノは恐怖のあまり、どこかへ走って行ってしまう
アギノを引きずってきた少年から罵倒される真一たち
「皇国が危急存亡の時に、そんな自動車に乗って、何をしているんだ! 恥ずかしくないのか?!」
なんとかバスに戻り、時間走行して逃げる
「じだいによって、にんげんの、かんがえかた、は、いろいろとちがう
しかも、それぞれのじだい、の、にんげん、は、じぶんたちの、かんがえかた、が、とうぜんだと、おもって、いる
いや、ああいわなければ、ほかの、にんげん、に、つまはじき、される、のだ」
アギノは、最初は馬鹿にしたような口ぶりだったが、みんなで危機を乗り越えるに従って、仲間になっていく。バスは、1つの時代に長く留まるほどエネルギーを蓄えて、さらに過去にさかのぼれるという。