全日空の沖縄キャンペーンのイメージ・ソングとして書き下ろされた曲で、一連の夏路線の最後となる一曲。
「山下達郎の夏向けのヒットを再び出そう」という、スタッフ14~5人のプロジェクト・チームのブレインストーミングでまず「踊ろよ、フィッシュ」のタイトルが決められ、代理店のOKをもらったという。
転調や細かいメロディの部分のコード・プログレッションのセンスは結構渋目にまとめられており、曲自体は嫌いではないが「ともかくこの頃の僕は、こういう曲調をやりたいという心境じゃなかったんだ」と語っている。結果、CM自体、営業的な仕切りの悪さもありオンエア数を伸ばす事が出来ず、シングルもヒットとは言い難い結果となった。
当時の心境を山下は「スタッフは何とかこの曲をヒットさせようとしていたんだけど、僕一人だけ妙にクールだった」と振り返っている。