綺麗に敷き詰められた石畳、両脇の真っ白い壁の古い家。柳井市にあります「白壁の街並み」は車が走るいつものアスファルトの道を1つ入っただけで、タイムスリップした感覚になれます。この通りは約200mほど続き、江戸時代には岩国藩のお納戸と呼ばれ、商人の家が続き賑わった通り。
中世の町屋がそのまま残り「妻入・本瓦葺二階建て・漆喰塗」の大壁造りを基本とし、入母屋造りの屋根を持つ二階建ての町屋が立ち並ぶ。庇の軒線(庇=ひさし。家屋の開口部の上に取り付ける日除けや雨除けの小さな屋根のこと)が揃い街並みに統一感を与えてます。また柳井名物「金魚ちょうちん」も良い味を出している。
昭和59年12月10日に国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。大きな通りだけでなく、路地裏も昔ながらの面影を残しており目を奪われる。情緒あふれるレトロな街並みを体験できる数少ない観光地だと思います。