中学の入学式が終わり、20日ほど経ち、
住野隆一は、絵画部の写生会で学校に行った
クラスメートの
小沢未代子も一緒で、裏門のところを描こうと誘われる
そこで15分ほど描いていると、突然、1人の少年が立っていた
整った顔立ちだが、憎しみの表情にゾッとしていると、ふっと消えた
ミヨコ
「あの人、何もない所から急に現れたわ」隆一の叔父(母の弟)で
SF作家の岡本義助が突然やって来た
アパートが見つかるまでしばらく置いてくれという
紺原玲というペンネームで小説を書いていたら、会社に知られて、辞めてきた
怒る母に、父は
「いいさ 人生至るところに青山ありだ」