近代の弘前ねぷたを確立した伝説の絵師竹森節堂(1896~1970)。弘前市立博物館職員でもある絵師川村麗巴(れいは)(本名・快之(よしゆき))さん(42)が、節堂の絵の複製に挑んだ。
使ったのは節堂ゆかりの染料。オリジナルの絵は緑色の退色が著しいが、川村さんの手元に残されていた一色は、まさにその緑色だった。運命的な巡り合わせに関係者は驚きと喜びを見せる。
2枚の絵は、2018年8月1日から始まる弘前ねぷたまつりに先駆け、2018年7月28日から同博物館で始まる「弘前ねぷた展」で展示された。
右の画像は、竹森節堂が描いた弘前ねぷたの見送り絵『楽女』