
今の水野くんには、あの頃の内省も、謙虚さもすっかりなくなっている
我々の目から見れば、人格破壊に至っている
このフィルムを証拠に、仲間から賭け金をせしめることができる
面白い実験だった お礼だけ言って、おさらばする」
「待て! あんたは僕がダメになったというのか?」
「そうじゃないかね? 今の君は鼻持ちならないよ 高慢で、息が詰まりそうだ
私はそんな安っぽい人間なんかじゃない 次元を自由に往来できる生物で、変身も思いのままだ
本体にかえって、自分の住む次元に戻るよ」
吉田はボウリングのピンのような恰好に変わり、消えた
真司は頭を抱えて絶叫をあげた