現在、駅のあった場所は上野桜木二丁目交差点となっている。跡地は京成電鉄が2016年時点でもそのまま保有し、駅舎もある程度当時の状態を残して長らく残っていた。駅舎と駅前広場は駅廃止直後の1953年4月より「台東倉庫」という倉庫会社に貸し出されていたが、この会社が2015年末で退去したため、京成電鉄の管理下に戻った。駅舎が残っていたのは、賃貸条件で駅舎建物の取り壊しを禁じたためとされている。また、広場の手前には国旗の掲揚台跡も残っている。
2016年2月には毎日新聞社が京成の許可を得て敷地内の駅舎内取材を敢行。webサイトで記事とともに静止画像をスライドショー形式で期間限定公開した。この画像では地下部分(地下線出入口の至近に位置する)もホームは取り壊されたものの空間と木の壁は残っていること(通行する列車内からも確認できる)、下り線側のホーム跡には階段も確認された。
下り線側のホーム跡入口には右書きで「口出」と書かれた案内表示も残っている。駅舎の横から下りホーム上部までの通路部分が地表に盛り上がっている。
2016年8月末より駅舎が解体され、跡地にはセブン-イレブン上野桜木2丁目店がオープンしたが、店舗の裏手には先述の国旗の掲揚台跡が移設され残されている。