二十四時間の侵入者1974年初版発行
中学生のクラスメート、住野隆一と小沢未代子は、絵画部の写生会へと出かけた。そのとき突然、どこからともなく気色の悪い少年が現れた。少年は憎悪にゆがんだ顔立ちで、目を光らせ、まるで妖怪のようだった。その日から通学途中を襲ったり、教室まで現れるのだった。やがて、隆一のおじでSF作家の岡本義助もその奇怪な事件に巻き込まれていった・・・。同じ頃、日本各地でも同じような被害が相次いで起っていた──。一体、謎の少年の正体へ何者なのか?どこから来るのだろうか?傑作推理SF、「二十四時間の侵入者」「闇からきた少女」を収録。