記番号の形式は、ラテン文字(アルファベット)と算用数字の組み合わせによる通し番号という形式である。各券種の日本銀行券1枚ずつ固有のものである。
記番号の組み合わせを全て使い切ってしまった場合、あるいは紙幣の仕様をマイナーチェンジする場合、印刷色を変えて再度同じ記番号が使われている。
アルファベット26文字のうち、「I」(アイ)と「O」(オー)は、数字の「1」「0」と紛らわしいため使用されない。従って日本銀行券の記番号に使用されるアルファベットは24文字となる。
アルファベットに挟まれた数字6桁については、000001から900000までの90万通り。
これまでに記番号の色が変更された(予定含む)紙幣は次の通り。
変更理由は、(A)は記番号の組み合わせの枯渇によるもの、(B)は紙幣の仕様のマイナーチェンジによるもの。
- C千円券(伊藤) - 黒色(1963年11月)→(A)青色(1976年4月)
- D一万円券(福澤) - 黒色(1984年11月)→(B)褐色(1993年12月)
- D五千円券(新渡戸) - 黒色(1984年11月)→(B)褐色(1993年12月)
- D千円券(夏目) - 黒色(1984年11月)→(A)青色(1990年11月)→(B)褐色(1993年12月)→(A)暗緑色(2000年4月)
- E一万円券(福澤) - 黒色(2004年11月)→(A)褐色(2011年7月)
- E五千円券(樋口) - 黒色(2004年11月)→(B)褐色(2014年5月)
- E千円券(野口) - 黒色(2004年11月)→(A)褐色(2011年7月)→(A)紺色(2019年3月予定)